2001年6月22日プレスリリース(株)五藤光学研究所
(株)メディア・アイ・コーポレーション
ネットワーク対応型天体望遠鏡の開発について
〜オンライン天文台システムCATS-i〜株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤 隆一郎、東京都府中市)、株式会社メディア・アイ・コーポレーション(代表取締役:森 正、東京都八王子市)は、ネットワークを介して操作できるネットワーク対応型天体望遠―オンライン天文台システムCATS-i(キャッツ・アイ)を開発し、第1号機が2001年春より稼動を開始しました。
株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤 隆一郎、東京都府中市)、株式会社メディア・アイ・コーポレーション(代表取締役:森 正、東京都八王子市)は、山梨県立科学館(館長:河澄 修、山梨県甲府市)のご協力を得て、株式会社五藤光学研究所製の天体望遠鏡「20cmクーデ望遠鏡」「25cmクーデ望遠鏡」「45cm反射望遠鏡」「アストロカー」をネットワークを介して操作できるネットワーク対応型天体望遠―オンライン天文台システムCATS-i(キャッツ・アイ)を開発し、第1号機が2001年春より稼動を開始しました。
従来の大型天体望遠鏡では、望遠鏡に直接接続されたコンピュータを利用して制御する方式が主流で、ユーザーがリアルタイムに操作することが前提になっていました。この度開発したシステムでは、コンピュータに接続された望遠鏡とは別に、ネットワークを介した別の端末から望遠鏡を直接操作できるほか、観測したい日時を予め指定しておき、指定された日時にシステムが自動的に望遠鏡を操作して観測を行うことができるようになります。
このことにより、ユーザーが常時望遠鏡を操作する必要がなく、負担軽減になります。さらに、教育現場で利用する際は、夜間に児童・生徒を天文台・観測所に集めて観測会を実施する際の保安上の問題等を避けることができ、加えて悪天候の場合の対応もやりやすくなります。
また、一般的に天文台や観測所は空の暗い場所に設置されることが多く、このため都市から離れた山間部に出かける必要があり、年少者や身体障害者にとって障害になっていました。このシステムを利用してネットワークから観測のリクエストを送れば、居ながらにして結果が得られますので、天文台や観測所の利用範囲が広がり、従来望遠鏡を利用できなかった方々にも利用できるものと期待されます。
本システムの第1号機20cmクーデ with CATS-iが埼玉県加須市にオープンした加須未来館に納入され、2001年4月より稼動しています。
さらに同じシステムが大阪教育大学の天王寺キャンパス屋上にも納入され、柏原キャンパスから学内LANを介して遠隔操作される予定です。
なお、このシステムの開発にあたっては総務省の認可法人である通信・放送機構(理事長:白井 太、東京都港区)の実施している「山梨県都市コミュニティー研究成果展開事業」との共同研究開発の成果を反映し、同事業に参加している山梨県立科学館(館長:河澄 修、山梨県甲府市)のご協力得て、同事業の実験と平行して本システムの試験を実施してまいりました。
また、山梨県立科学館には上記研究成果に基づく20cmクーデ with CATS-III(キャッツ・スリー)を納入し、このシステムを利用して山梨県内の小中学校の現場から天体画像を閲覧していただいています。さらに、将来的にはインターネットを介して日本国内はもとより全世界に情報を提供する計画です。
本システムに関しては、下記URI(インターネット・アドレス)にアクセスすることにより更に詳しい情報が得られます。
○問い合わせ先
- 株式会社五藤光学研究所
- 東京都府中市矢崎町4-16
- TEL:042-362-5311
- FAX:042-361-9571
- 担当:児玉(こだま)、二見(ふたみ)、明井(あかい)
○ 解説
株式会社五藤光学研究所
プラネタリム、大型映像、天体望遠鏡製造のトップメーカー。特に、プラネタリウムでは国内シェアの約7割を占める。また、全天3D・CG映像を提供するバーチャリウム(Virtuarium)の開発など、新たな映像の分野でも常に業界をリードしている。
株式会社メディア・アイ・コーポレーション
株式会社五藤光学研究所に所属していた技術者が独立して設立した株式会社。インターネット、マルチメディア分野の他、電子回路設計、基板設計など幅広い領域をサポートする。よさこい祭り中継、皆既日食中継、天の川中継など、インターネット・ライブ中継を多数手がけてきており、ネットワークシステム構築でも数々の実績がある。
20cmクーデ天体望遠鏡
クーデ式望遠鏡はどんな天体でも、のぞく位置を変えずに観測でき、望遠鏡がどの方角を向いても接眼部がまったく動かないため、脚立や踏み台が必要なく、車椅子の方でも快適に観測できることが特徴である。
株式会社五藤光学研究所により製造された20cmクーデ天体望遠鏡が山梨県立科学館、加須未来館、大阪教育大学等各地に設置されている。
CATS
Computer Asisted Telescope control Systemの略で、株式会社五藤光学研究所製の天体望遠鏡を操作する際に用いるシステム名。CATS-I、CATS-IIが従来使われてきているが、いずれも利用者がリアルタイムに操作するものであった。今回開発されたCATS-i(キャッツ・アイ)はネットワーク対応になり、ネットワーク上のどの端末からでも操作できるほか、予め日時指定しておき、システムによる自動運転で観測することができる。
都市コミュニティー研究成果展開事業
通信・放送機構の直轄事業の一つ。山梨県での事業概要は下記の通り。
◇実施期間
平成16年3月31日まで
◇概要
ATMメガリンク、防災行政無線、CATV、衛星、PHS、WLLが繋ぎ目無く接続するシームレスネットワークに、遠隔学習総合支援システム、デジタル広域行政システム及び遠隔医療総合支援システムの複合的展開を目指したシステム構築技術の開発を行う。
これらにより、21世紀型マルチメディア都市を実現するために必要な複合的システム構築に係るノウハウ・データ等を取得するとともに、実際の負荷の下での継続した運用データ等を収集する。また、実際の利用に供した場合の利用者の評価等、利用状況についてのデータ収集も行う。
山梨県立科学館
山梨県立科学館は、青少年をはじめとする多くの山梨県民の方々に、科学に対する関心と理解を深め、豊かな感性と創造性を育み、もって教育及び文化の発展に寄与することのできる施設として、1998年(平成10年)7月21日に開館。館内展示、プラネタリウム、天体観測室、実験工作室などを有する。2001年(平成13年)3月現在40万人の入場者数を記録している。
また、館内LANにより館内に設置したパソコン等がネットワーク化されており、インターネットへの接続も可能。天体観測室ドームで取得したリアルタイムの映像をプラネタリウムシアターに投影するなど、先進的な利用法を開発している。
○参考
CATS-iシステム構成図(参考)
図
山梨県立科学館
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/index.htm
○連絡先
株式会社五藤光学研究所
〒183-8531 東京都府中市矢崎町4-16
TEL:042-362-5311 FAX:042-361-9571
http://www.goto.co.jp/
株式会社メディア・アイ・コーポレーション
マルチメディア事業部
〒192-0051 東京都八王子市元本郷町3-21-20
TEL:0426-20-0378 FAX:0426-20-0382
http://www.media-i.com/index-j.html
加須未来館
埼玉県加須市大字外野350-1
TEL:0480-69-2160
大阪教育大学
柏原キャンパス
〒582-8582 大阪府柏原市旭ヶ丘4-698-1
TEL:0729-76-3211
天王寺キャンパス
〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88
TEL:06-6775-6611
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/
通信・放送機構
〒105-0014 東京都港区芝2-31-19 バンザイビル
TEL:03-3769-6811(代表)
http://www.shiba.tao.go.jp/
山梨県
情報政策課
〒400-8501 山梨県甲府市丸の内1-6-1
TEL:055-237-1111(代表)
http://www.pref.yamanashi.jp/
山梨県立科学館
〒400-0023 山梨県甲府市愛宕町358-1
TEL:055-254-8151 FAX:055-240-0168
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/index.htm
Copyright © 2001, GOTO Optical Mfg.,Co., Media i Corp. All Rights Reserved.
GOTO Optical Mfg.,Co. / info@goto.co.jp